東武で海

東武鉄道の株主優待乗車券が金券ショップで安く売っていたので何枚か買いました。この券は、東武鉄道の駅であれば、どれだけ遠くでも途中下車をしない限り行くことができます。なので、遠くに行きたいなあ、できれば海がいいかなあ、でも東武で海なんてあったかなあ?と考えて見たら、野田線の存在を思い出しました。そういえば、船橋まで行ってたなあ。

船橋といえば、先代の南極観測船しらせが停泊していたなあ。それを見に行こうか。と思い立ったので、船橋まで先代の南極観測船「しらせ5002」を見にいくことにしました。

SHIRASEより

現在の南極観測船は「しらせ5003」です。「しらせ5002」は観測船としての役割を後継に譲った後は紆余曲折を経て、現在は船橋港に係留されています。普段であれば、船内も一般公開されているのですが、今はコロナ禍のため、それはできません。でも、よりもいファンとして、外からだけでも見たいなあと思ったので、行くことにしました。

行くと言っても電車じゃなくて自転車です。

江戸川を降って行くと市川に出てそこから船橋は近いので江戸川沿いの自転車道を行くことにします。

Googleマップのナビで見ると船橋駅まで85km。

自転車ナビタイムで調べると96.6km。船橋港までなら100kmくらいかなあと。まだ100kmは走ったことがないので楽しみです。ほぼ平坦路なので、疲れて踏めなくなるということはなさそうです。また、前日は風が強い予報が出ていたので見送りましたが、今日は風は吹いても夕方からという予報だったので大丈夫そうです。

というわけで出発です!

今日もBromptonで行きます。7時40分出発。板倉町を抜けて、いったん古河市に入ります。

板倉町からちょっとだけ埼玉県加須市を通って茨城県古河市に入りましたが、また橋を渡って埼玉県側に戻ります。利根川と渡良瀬川と2本の川があって、橋を渡らないと進めないので進路がややこしいです。

国道4号沿いを少し走ってから、幸手町の権現堂川沿いを走ります。ここは春は桜の名所ですよね。

マリア地蔵の前を通ったので寄り道します。

マリア地蔵です。この地に隠れキリシタンがいたという貴重な証拠ではないかとされています。関東の隠れキリシタンについては古河市の川島恂二さんの力作「関東平野の隠れキリシタン」が詳しいです。オススメなんですが、館林市の図書館にはありません。館林周辺の図書館には置いてあるので興味のある方はぜひ読んでください。

マリア地蔵とお別れてして、東に向かうと間もなく江戸川に到着です。右岸左岸どちらも自転車道は整備されているそうですが、今日は千葉県川の左岸を走ります。ということでまた橋を渡ります。

左岸は道路の幅が狭かったり広くなったり交互に現れます。

風もほとんどなく、とてものどかです。この調子なら結構早い時間に船橋港に着くんじゃないかなあ。とこの時点では思っていました。フラグっぽいですねw

左岸を選んだのは理由があって、ランチで行きたいお店があったからです。これからお店に向かいます。途中で野田市の関宿で見かけたバスターミナルです。結構大きいターミナルでした。

10分くらい走って、お店に到着です。ここまでの移動距離は47km。大体半分くらい来たのかなあと。3時間ほどで来られたので、午後3時前くらいには船橋港に着くんじゃないかなあとこの思っていました。

お店は「アリインディアンレストラン」。パキスタン料理のお店です。

このお店については、別記事でレポートしています。

とてもおいしかったです。気分をよくして、また自転車で移動再開です。

江戸川に戻りました。「海から46.5km」のキロポストが。やっぱりもう半分くらいは走ったんじゃないかな?

川沿いの自転車道は単調であまり得意ではないのですが、見慣れないもの色々見えて結構面白かったですよ。こんなところにヘリポートがあるのか。

これなら楽勝かなあと思ったのも束の間、だんだん向かい風がキツくなってきました😅流山市に入ったあたりから本格的な向かい風でペースが落ちてきました。ちょっとしんどいので、気分を変えるために右岸埼玉県側に渡ります。

道路の管理が千葉県から埼玉県に替わり、なんとなく雰囲気も違います。堤防下に見える風景もやっぱり違いますね。

向こうに見えるのは首都高速三郷線です。首都高が見えてきたから、もうすぐなのかなあと能天気に思っていたのですが、相変わらずの向かい風に辟易😂

それでも我慢して進むと葛飾橋が見えてきました。葛飾って東京?地図を見たら、ここ一帯だけ東京都なんですね。風は強くなる一方なので、ここで川沿いのコースは断念して、街中の道を行くことにします。

再度江戸川を渡り千葉県に入ります。

千葉県内に入るとまもなく標識に「船橋」の文字が!もうすぐ着くぞ!とテンションは上がりましたが、道がよくわからずうろうろ。

国道357号線まで出ると道路脇に自転車専用レーン(?)があったので、ここを走ります。が、このレーンを守って走っている人はあまりいませんでした。歩行者が立ち止まっていたり、せっかく分けたのにあまり役に立っていないかんじ。なぜ守らないのかは、走っていてなんとなくわかりました。あまり実情にあっていないレーンの作りで、これはどうなんだろうなあと思うことしきり。

でも自転車の走行は防音壁が防風壁にもなってくれて走りの方は快調です。

「道の駅市川」で休憩。三連休の中日ということもあって、ものすごい車と人出でした。この後は船橋港まで休まず行きます。

国道357号は途中で自動車専用になってしまったので、道を探しつつ走ります。京成八幡駅前。千葉の道は結構狭いというイメージです。まさにそういう道をうねうねと進みます。少し日が落ちてきて焦りが出てきたころ(苦笑)

なんとか進み、また357号線湾岸道路に出て海老川を渡ると船橋市です。なんとか明るいうちに着けそう!

だいぶ暗くなってきたので気は焦るのですが、道路を渡るには歩道橋を越えなければならなかったり、一筋縄ではないかない千葉の道😂でもここを越えれば、もう海は近い!

16時25分船橋港到着。この日の日の入り時刻は16時29分なので、本当にギリギリ間に合いました(やれやれ)

向こうに見えるのが「しらせ5002」です。こうしてみると感動しますね。現役の「しらせ5003」は新潟港で乗せもらったのですが、先代もいいですね。今はコロナ禍で船内には立ち入れないのが残念ですが(もっともこんな時間じゃ無理でしょうけど)、それは後の楽しみに取っておきたいと思います。

え?海の写真がないって?それもそうですねで。では次の写真をご覧ください。

向こうになんとなく見えるのが海です。ここは私有地で立ち入りができず、近づけませんでした。すみません😅

さて、しらせを見たので、暗いし帰ります(滞在5分)

船橋港から船橋駅まで5キロほどでした。着いた時には完全に夜になっていました。

ここまでの走行距離はなんと112.18km。予想より10キロ以上遠かったです💦昼食後、65キロくらい走ったことになります。そりゃ遅くもなりますなあ。

船橋駅から館林駅までは990円の運賃がかかりますが、

600円で購入した株主優待乗車証を使います。390円のお得でした。

事前に調べておいた通り、休日夕方の野田線はあまり混んでおらず、安心して乗車することができました。海を見ることもできたし、東武さんありがとう😊

というわけで、初めて自転車でそれも小径車で100キロ以上の移動をしてみましたが、風はあったけれどもそれ以外は快適でした。身体も少し筋肉痛になりましたが、翌日はなんともなく、身体に優しいBromptonの良さを改めて実感しました。

自転車
スポンサーリンク
シェアする
四県境をフォローする
四県境をメールで購読

メールアドレスを登録すると、新着記事が公開されたときに通知がメールで届きます。

四県境
タイトルとURLをコピーしました